ここまで「田舎暮らしのコミュニケーション」を中心に
副校長の実体験をもとに書いてきました。
ではなぜ副校長はこの地に来たのか?
そのバックボーンを知ってもらうため、その馴れ初めを紹介します。
田舎暮らしのきっかけは人それぞれです。
副校長の場合はこんな感じでした。。。
田舎への憧れ
副校長は、奈良県で生まれ育ちました。
そう、海なし県です。
幼稚園の時、祖父に川で釣りを教えてもらってハマってしまい、
幼稚園の卒園文集には、「将来は漁師になる」と書く始末。。。
小学生の休日には父に近所の川によく連れてもらいました。
また、金魚養殖で有名な大和郡山市も近かったので、釣り堀にもいきましたね。
小学校高学年の時には、父の友人に海釣りに連れてもらいました。
海で釣れる魚は大きく、たくさん釣れて、そして食べられる。。。
これは当時の副校長には衝撃的でした。
この出来事以降、海への憧れはどんどん大きくなります。
中学生の時はクラブ活動で忙しい中、合間を縫って友人とため池にバス釣りしてました。
高校時代は少し釣りから遠ざかっていましたが、大学に入学し免許を取り、
移動手段を手に入れると、再び海への憧れが大きくなります。
何せ、クルマがあればいつでも憧れの海に行けるのですから。。。
海の近くに住みたい、田舎に住みたいと思い出したのはこの頃です。
社会人になり、なかなか自分の時間を確保できなくなり、釣りに行く機会も減りましたが、
ひそかに釣りと田舎暮らしへの情熱を燃やしていました。

コミュニティの誕生
15年勤めた会社を退職し、転職をしたことをきっかけに環境が大きく変わります。
お堅い仕事をしていたので、転職先での出来事、出会う人は新鮮そのもの!
こんな世界があったのか?と驚きの連続でした。
転職先で出会った、1人の女性の紹介で、人生を考えるセミナーに参加しました。
「自分で数万円のお金を出してセミナーに参加する」
これは当時の副校長にとってはすごい決断でした。
セミナーや研修は会社が用意してくれるものと思っていたので。。。
このセミナーを紹介してくれた女性「みきさん」こそ、現在の副校長のパートナーです。
感謝しても感謝しきれません。。。
セミナーでいろんな人や価値観に触れ、釣り好きであることを公表し、
釣りのグループを作りました。
セミナーで出会った、ご縁を繋ぐ居酒屋「御縁屋」を運営する「梅ちゃん」が
釣り好きのご縁をつないでくれました。
そこで出会ったのが、現在の「釣りの学校」の校長のともみくん(以下ともみ校長)。
この出会いがなければ、現在の副校長はいなかったでしょう。
ともみ校長は、三重県紀北町の出身で、釣りのコミュニティを運営してました。
副校長も釣りコミュニティを運営していたので、「一緒に何かやろうぜ!」
ということで、釣りコミュニティ「釣りの学校」が誕生。
コンセプトは、
「極める釣りから楽しむ釣りへ」
「釣りのチカラを使って地方を元気にする」
創設時より広報として支えてくれる、釣りガールの「なおちゃん」や
仕事が忙しいのにイベントに協力してくれる
「こーすけ」 「こーさく」 「やっち」
初期メンバーには今も折に触れて支えてもらってます。
そしてここから、副校長の地方創生の活動が始まります。

奇跡の再会・先輩移住者との出会い
「釣りの学校」の活動として、関西圏を中心に釣りイベントや食事イベントを開催し、
着実にファンを増やす一方、田舎での活動拠点、いわゆる「ハード」が不足していました。
そんな時、ともみ校長の同級生のラーメン屋さん「ラーメンいろは」のオーナーが
同じような活動をしている先輩を繋いでくれました。
それが、同じ紀北町島勝浦出身の山口さん(以下こういっちゃん)でした。
こういっちゃんが運営する会社、株式会社MIYAMAは、
島勝浦の「和具の浜海水浴場」と体験交流施設「けいちゅう」を運営。
「釣りの学校」に不足していたハードを持っていました。
ともみ校長とこういっちゃんは高校のサッカー部の後輩先輩の間柄。
双方のコミュニティが融合し、活動は加速していきました。
そこには、すでに島勝浦に移住し、地域住民の信頼を勝ち得ている
先輩移住者のテンテンがいました。
テンテンの存在は、田舎暮らしを考える副校長にとってはとてもありがたく
そして頼りになるものでした。

2拠点生活のスタート、地元住民との交流
コミュニティ同士の交流を図る中、こういっちゃんのお母さん「敬子さん」に出会います。
副校長の2拠点生活の面倒を見てくれているのは「敬子さん」です。
敬子さんが、島勝浦の空き家を案内してくれ、持ち主と繋げてくれました。
現在、副校長は敬子さんの隣の家に住んでいます。
サポートしてくれる、敬子さん・テンテンの存在のおかげで
2拠点生活のスタートを決意できました!
敬子さんは、島勝浦の住民のために日々活動していて、
折に触れて、副校長のことを地元住民の方々に紹介してくれます。
これがとてもありがたいのです!
おかげさまで、地元住民との交流も順調です。
敬子さんの紹介があるからこそ、
先輩移住者のテンテンがいるからこそ
地元住民との交流を図ることができ、快適な2拠点生活を送ることができています。

勘違いしてはいけないこと。。。
これまで書いてきたように、いろんな人との出会い、協力があり
副校長の2拠点生活は成り立っています。
そして、これから目指す地域活性化。
これも、さまざまな人との出会いと協力で出来るものです。
地域活性化の活動をしていると、
「地元のためにしてあげてる」
と少し奢った気持ちになりがちですが、
あくまで、地元住民の協力で出来るものです。
主役は自分ではありません。
地元住民です。
ここを勘違いするとうまくいかないと思います。
副校長が大事にしている言葉があります。
「実るほど 首を垂れる 稲穂かな」
副校長はまだ何も実っていませんが、、、笑
今後もこの言葉を胸にしまい、活動を継続していきます!
少し長くなりましたが、バックボーンを知ってもらうことで
副校長の想いや活動の意味を少しでも理解してもらえれば、、、
と思って書きました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!


コメント
こんばんは。
初めまして。
此方は岐阜の山間部ですが、過疎が進む一方で都会からの移住者が僅かですが来てくれるようになってきました。
そういった方々を見て思うのは、私たちより田舎の良さを理解していることがあり、私たちの方が教えられることもあるということです。
過疎対策、空き家対策として自治体絡みで進めていますが、副校長様の活動は大変に参考になると思います。
頑張ってくださいね。
あ、私はこういっちゃんの義父です。(笑)
こうちゃん(私はそう呼んでます)にこのブログを紹介してもらいました。
こうちゃんが帰国したら娘も含めてよろしくお願いいたします。
和田さま、こんばんは!
素敵なコメントありがとうございます。
さまざまな事例があるとは思いますが、やはり地元の方のチカラがあってこその
地方創生・地域活性化だと思います。
私たちの活動はまだまだ始まったばかりで、どんどん壁にぶつかると思います。
そんな時、和田さまのお知恵を拝借できれば、、と図々しく考えています(笑)
こちらこそ、こういっちゃん・あゆみちゃん・しゅんくんにお世話になると思いますが、
引き続きよろしくお願いします!