田舎暮らししたいけど、経済的にできるのかどうか不安。。。
不安が先立って諦めている、二の足を踏んでいる人も多いのでは?
今回は、そんな人に向けて、「田舎暮らしのお金事情」を
副校長の実体験を踏まえてお伝えします!
少しでも不安が和らげば幸いです!
田舎暮らしの種類
ひとことに「田舎暮らし」と言ってもカタチはさまざまです。
大きくパターン分けすると、
①週末移住
②2拠点生活(多拠点生活)
③完全移住
ほとんどの人がこの3つのうちの、いずれかに当てはまると思います。
副校長は②のパターンです。
それぞれに特徴がありますが、一番お金がかからないのは③です。
理由は簡単、拠点が1つだから。
ただ、いきなり完全移住となるとかなりハードルが高いですよね。。。
なので、①や②が田舎暮らしの入り口としては良いのですが、
③に比べると、拠点が複数あるので少しお金がかかります。
なので、副校長は都市の拠点の家賃を引き下げるべく、
少し駅から距離があり(駅徒歩1分→6分)
間取りも少し狭い(3LDK→2DK)
そんなところに引っ越して、家賃が2.5万円節約できました!
特に不便は感じておらず、「住めば都」で快適です(笑)

都会との違い
では、経済的な部分で都会との違いは何か?
まずは田舎の方が支出が少ないものを紹介します。
都会と比べて圧倒的な違いがあるのは
「家賃」です。
これは田舎が圧倒的に安いです。
戸建住宅が数千円/月で借りれることもあります。
都会では考えられない賃料相場が田舎にはあります。
副校長の場合は、近所のご紹介の縁もあり、
5千円/月で戸建を貸していただけました!
ちなみに駐車場代は不要です(笑)!
2つ目は「食費」「交際費」です。
これは個人差があるとは思いますが、相対的に安くなる人が多いです。
理由は、食料(肉・魚・野菜等)のお裾分け文化があること。
何かちょっとお手伝いしただけで食べ物をいただくことが多いです。
副校長も、隣のおばあちゃんの布団干しを手伝っただけで、
トマトやらキュウリやら、野菜をたくさんいただきました。
そして、夜遅くまで空いている店が少ないので、外食(飲みにいく)が減ること。
交際費を使いたくても、使える場所が物理的に少ないってことですね(笑)
反面、都会より田舎の方が支出が多いものを紹介します。
1つ目は「光熱費」です。
田舎は都市ガスと比べて割高なプロパンガス(LPガス)を使用する地域がほとんどです。
また、気密性の低い戸建住宅が多くて、暖房効率が悪く、灯油も結構使います。
2つ目は「自動車等の維持費」です。
田舎は交通網が発達していないため、クルマやバイクでの移動が多いです。
近隣のスーパーやコンビニまでクルマで15分、なんてことはザラにあります。
快適な生活のためには、自身で乗り物を確保することは必須です。
都市部ではクルマを保有していなかった人も、田舎では必要になるため
燃料費やメンテナンス費用、保険料がかかってきます。
ただ、元々クルマを保有している人はそこまで気にならないと思います。
走行距離は間違いなく増えますが。。。
このようにトータルで考えると、
田舎の方が支出は減ることがほとんどですね!

収入と支出のトリック
都会との違いとして、増える支出、減る支出について紹介しました。
では「収入」はどうなのか?
結論から言うと、「人それぞれ」です。
元も子もない言い方ですが、
お仕事の内容や地域によってさまざまなので、一概には言えません。
ただ、統計的なデータを見ると、田舎に行くほど収入額は減る傾向にあります。
下記リンクは、都道府県別の平均年収ランキングです(引用サイト:doda調べ2023年12月)
やはり関東圏の都市部が一番高く、ついで東海・関西の都市部となっています。
最低賃金に大きな差があるので、年収に差があるのは当然ですよね。
「田舎に移住して、年収が下がるけど生活できるのか?」
不安に思う人も多いと思いますが、
よく考えてください。
年間収入が都会で1,000万円、田舎で400万円
年間支出が都会で700万円、田舎で200万円
となると、年間収支は
都会300万円、田舎200万円
ですね。
年収で600万円もの差があるのに、収支では100万円の差です。
もちろん、都会の方が収支金額は多いのですが、、、
この「収支のトリック」で
田舎暮らしに二の足を踏む人が多いのでは?
と副校長は考えています。
収入だけでなく、支出もしっかりと把握する。
そして、都会と田舎の環境を比べてどちらが自分に合うのか?
実際の田舎暮らしを総合的に考えてもらう目安になればと思います。

田舎に仕事はあるの?
よく、「田舎には仕事がない」と聞きますが、
そんなことはありません。
正確に伝えると、「仕事はあるが選択肢が少ない」です。
都会ではさまざまな業種・職種の求人がありますが、
田舎ではかなり選択肢が減ります。
現状、田舎の求人で多い業種は、
「農業・漁業」「食品加工業」「介護」「医療」「建設」などです。
高齢化が進んでいる地域が多いので納得ですね。
もし、自分の思っているような業種や職種の求人がない場合は
「自分で仕事を作る(起業する)」のも一手ですね。
いずれにせよ、自分次第で田舎でも仕事はできますよ!

収入源を複数持つ
田舎の仕事について書きましたが、
求人つまり「働きに行く仕事」の内容を紹介しました。
他には、自分の「スキルを活かした仕事」を起業する。
場所を問わず出来る「オンラインでの仕事」をする。
収入源は1つに絞らず、複数あれば良いです。
生活スタイルに合わせて、いろいろ組み合わせるのも面白いですね!
副校長も、田舎で漁師さんのお手伝いやアルバイトをしながら、
本業のコンサルタントの仕事もしています(都会・田舎のどちらでもやります)。
他にも収入になる可能性があれば、積極的にチャレンジしようと思ってます!

支援制度の活用
コロナ禍以降、かなりの企業でリモートワークが浸透しました。
それに合わせて、仕事の場所も都市から田舎へ、
もっと言えば、「ネット環境があればどこでも仕事できる」
そんな業種や職種も増えていますね。
確実に都市から田舎への人流が出来つつあります。
その流れに乗って、国や都道府県、市町村から
移住やリモートワークに関する補助金や支援策が出ています。
要件が少し厳しいものもありますが、当てはまるなら経済的に助かるので
是非とも活用したいですね!
下記は副校長の2拠点生活先、紀北町の制度です(引用サイト:紀北町HP2023年8月時点)
それぞれの都道府県・市町村で調べてみてくださいね!
今回は、「田舎暮らしのお金事情」について書きました。
以前書いた、「田舎暮らしのコミュニケーション」と併せて読んでもらえると
田舎暮らしのイメージが少しは出来上がると思います。
モノ(経済面)とココロ(心構え)の双方を整え、
快適な田舎暮らしをスタートする人が増えれば嬉しいです!
いつも最後まで読んでもらってありがとうございます!
田舎暮らしについて
「思ったこと」「気づいたこと」「聞いてみたいこと」
ありませんか?
どんどんコメント欄に書いてください!
お待ちしてます!


コメント
よく、耳にするのは田舎人ほど都会に行きたがり
都会人ほど田舎が好き。
自分は田舎で育ち、都会に出たい気持ちはありましたがその夢叶わず…
1人の住民が言ってたことを未だ忘れられない。
田舎の生活は不自由かもしれないけど命は繋ぐことができると、
これを聞いた時は高校生だったのでその時はふーんと聞いていましたが大人になると田舎もまたいいなと思える時が増えます。
民部 優 さま
コメントありがとうございます!
田舎人の都会好き、都会人の田舎好き。ホントにそうですよね!
お互いに隣の芝は青く見えるものなんでしょうか。。。
それぞれ悪い点を見るのではなく、良い点を尊重し合えれば良いのでは?と考えています。
また今度、「田舎は不自由だけど、命を繋ぐことはできる」の話、詳しく聞かせてくださいね!